「on foot」と「by foot」の違いは?byは交通手段に使われる?

「駅まで歩いて行きます」と英語で言いたい時、「車で」が by car だから「徒歩で」は by foot だろう、と考えたことはありませんか?実はこれ、多くの日本人が無意識にやってしまう非常に惜しい間違いなのです。

英語で「徒歩で」を表現する際、正しいフレーズは on foot となります。では、なぜ交通手段を表す by ではなく on が使われるのでしょうか?

今回はスピーキング特化型のオンライン英会話レッスンを提供するスピーキングサクセスシステム(SSS)が、on foot と by foot の違いや、前置詞が持つ根本的なニュアンスの違いについて、ネイティブスピーカーの感覚を交えて徹底解説します!

この記事を読めば、移動手段を伝える英語表現でもう迷うことはなくなります。教科書的な文法だけでなく、実際の会話でどう使われるかというリアルな視点から学んでいきましょう。

徒歩を表す正しい英語表現は on foot が大原則

結論からお伝えすると、「歩いて、徒歩で」と言いたい時の文法的に正しい英語表現は on foot です。

辞書や文法書を引いても、基本的にはこちらが正解として記載されています。では、なぜ足の時は by ではなく on を使うのでしょうか。そこには、ネイティブスピーカーが前置詞に対して持っている「空間のイメージ」が関係しています。

前置詞の on は「〜の上に接している」というイメージを持っています。机の上にペンがある時(on the desk)や、壁にカレンダーが貼ってある時(on the wall)など、表面にピタッとくっついている状態を表しますよね。

人間が歩く時、足の裏は必ず地面に接しています。「自分の足を地面にくっつけて、その上に乗って進む」という物理的な接触の事実があるため、ネイティブの感覚では on を使うのが最も自然なのです。

実践的な例文を見てみましょう。

  • I go to work on foot every day.
    (私は毎日、徒歩で通勤しています。)
  • It takes about fifteen minutes on foot from here to the station.
    (ここから駅まで、徒歩で約15分かかります。)
  • We explored the old city on foot.
    (私たちはその古い街を徒歩で散策しました。)

このように、移動の手段として自分の足を使う場合は on foot を使うと覚えておきましょう。

交通手段を表す by のルールと by foot の間違い

では、なぜ私たちは by foot と言いたくなってしまうのでしょうか。それは、他の交通手段を表現する際に by を使うルールに引っ張られているからです。

  • by car(車で)
  • by train(電車で)
  • by bus(バスで)
  • by bicycle(自転車で)

前置詞の by には「〜を手段・媒介として」というニュアンスがあります。つまり、自分以外の何か外部の乗り物やシステムを利用して移動する場合に by が使われます。

足(foot)は外部の乗り物ではなく、自分自身の体の一部です。そのため、「足を手段として利用する」という by のニュアンスとは少し噛み合わず、文法的には不自然とされてしまいます。

これが、on foot が正解で by foot が間違いとされる最大の理由です。

ネイティブは by foot を絶対に言わないのか?

ここで、リアルな日常会話に焦点を当ててみましょう。「by foot は間違いである」と解説しましたが、実は海外の街角やネイティブ同士のカジュアルな会話の中で、by foot という表現を耳にすることがゼロではありません。

なぜなら、ネイティブスピーカーであっても、話している最中に「by car, by bus... and by foot」と、勢いやリズムで by を連続して使ってしまうことがあるからです。言葉は生き物なので、交通手段=byという強固なイメージから、口語表現として例外的に使われるケースが存在します。

しかし、これはあくまで「会話の流れで出てしまう崩れた表現」であり、正しい英語ではありません。

私たち英語学習者がわざわざ間違った表現を覚える必要はありませんので、ビジネスシーンや日常会話においても、常に on foot を使うことを強くおすすめします。基本を正しく身につけることが、綺麗な英語を話す第一歩です。

on foot と同じくらい頻出する walk の実践的な使い方

ここまで on foot の使い方を解説してきましたが、実はネイティブの日常会話において、「歩いて行く」と言う時にもう一つ非常に好んで使われる表現があります。

それは、動詞の walk(歩く)をそのまま使う方法です。

「私は駅まで徒歩で行きます」と言いたい時、I go to the station on foot. と言ってももちろん完璧に通じます。しかし、少しだけフォーマルで説明的な響きを持つことがあります。

よりカジュアルで自然な会話のテンポを生み出すなら、go の代わりに walk を使って表現するのがネイティブ流です。

  • I walk to the station.
    (駅まで歩いて行きます。)
  • She walked home yesterday.
    (彼女は昨日、歩いて家に帰りました。)
  • Are you going to walk to school?
    (学校まで歩いて行くの?)

このように、動詞の walk を使えば on foot を付ける必要すらなくなります。「go 〜 on foot」よりも単語数が少なく、スッキリと伝えられるため、実際の英会話ではこの表現が驚くほど頻繁に登場します。

表現の引き出しとして、on foot と walk の両方を使いこなせるようになると、スピーキングの幅がグッと広がりますよ。

まとめ:「on foot」と「by foot」の違いは?byは交通手段に使われる?

いかがでしたか?今回は、移動手段を表す際の前置詞の違いと、より自然な英語の表現方法について解説しました。ポイントを以下の箇条書きで整理しておきましょう。

  • 徒歩を表す正しい英語は on foot である
  • on は「足の裏が地面に接している」という物理的な状態を表すため使われる
  • by は車や電車など「外部の交通手段」を利用する時に使われるため、体の一部である足には使わない
  • 実際の英会話では go 〜 on foot の代わりに動詞の walk を使うことも非常に多い

理屈がわかると、丸暗記に頼らずに正しい前置詞を選べるようになりますよね。

英語のニュアンスは、知識として頭に入れるだけでなく、実際に自分の口を動かして発音し、相手に伝えることで初めて定着します。

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