
皆さんこんにちは。SSSのMegumiです。
毎日暑い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしですか?日本の8月は夏休み真っ只中!家族や友人との夏休みを満喫されている方も多いのではないでしょうか?私の住むフロリダ州では、5月末から始まった夏休みがようやく終わり、8月中旬から学校が始まります。この時期、子供達は、新しい学年になり新しい仲間と過ごす新学期を楽しみにしています。親は、新学期に向けて色々と準備をするのですが、まあ何かと買わないといけないものも多く、出費がかさむ時期でもあります。そんな時期にとっても助かるのが、“Tax Holiday”です。
日本では全く馴染みのないこの”Tax Holiday”について今日はご紹介したいと思います。
Tax Hoidayとは?
「Tax Holiday(タックスホリデー)」は、特定の期間中に州や地方政府が一部の商品に対して消費税(Sales Tax)を免除する制度です。これはアメリカでよく見られる政策で、特に「Back-to-School(新学期準備)」や「災害対策グッズの購入支援」などを目的として導入されます。
現在(2025年)税金免除を実施している州
2025年のバック・トゥ・スクール税金免除を行う主な州は以下の通りです(州により対象品目や期間が異なります):全体で17州が対象とされ、各州ごとに免除期間や金額制限、対象品目が設定されています 。
- アラバマ州:7月18〜20日(衣類/学校用品/コンピュータ/書籍など)
- アーカンソー州:8月2〜3日(衣類/学校用品/電子機器など)
- フロリダ州:8月1〜31日(衣料・学校用品・コンピュータなど)
- アイオワ州:8月1〜2日(衣類/靴)
- メリーランド州:8月10〜16日(衣料・靴・バックパック)
- ミシシッピ州:7月11〜13日(衣料・学校用品)
- ミズーリ州:8月1〜3日(衣料・学校用品・コンピュータ)
- ニューメキシコ州:8月1〜3日(衣料・学校用品・コンピュータ)
- オハイオ州:8月1〜14日(ほとんどの物品〜$500以下)
- オクラホマ州:8月1〜3日(衣料/靴)
- サウスカロライナ州:8月1〜3日(衣料/学校用品/パソコン等一部)
- テネシー州:7月25〜27日(衣料/学校用品/コンピュータ)
- テキサス州:8月8〜10日(衣料/学校用品/バックパック)
- バージニア州:8月1〜3日(衣料/学校用品/非常用品・エナジー関連商品も含む)
- ウェストバージニア州:8月1〜4日(衣料/学校用品/コンピュータ/スポーツ用品)
フロリダ州の対象品目と価格上限
対象品目には、リュックや財布、学用品、学習教材、ノートパソコン、タブレット、プリンター、マウスなどが含まれます。
期待される効果と背景
- 年間で約$217百万ドルの税金削減効果が想定されており、消費者への節約だけでなく、経済活性化の狙いもあります。
- 消費者の家計支援策として導入され、特に子育て世帯へのメリットが大きい施策です。
ちなみに・・・ 州ごとの消費税率の一例(2025年時点の一般的な州税率)
ご存知の通り、アメリカは州ごとに法律が違いますので、もちろんSales Taxの税率も違います。
カリフォルニア州:7.25%(全米最高の基本税率)
+ 郡・市によって追加課税があり最大10.75%になることもあります。
ニューヨーク州:4.0% + 市区町村加算で最大8.875%
フロリダ州:6.0% +郡加算最大+1.5%ですが、わが町は大体6.5%ぐらいです。
こうやってみると、日本の消費税10%は結構高いなあと感じます。
ちなみに、オレゴン州、モンタナ州、デラウェア州、ニューハンプシャー州は消費税が0%です。
ちなみに②・・・ 所得税が優遇されているフロリダ州
なんと、フロリダ州には個人向けの州所得税がありません!通常はFederalとStateの2種類の所得税を支払う必要があるので、かなりお得だと言えます。 州所得税が0%なのは全米で7州のみです。(フロリダ、テキサス、ネバダ、ワシントン州、サウスダコタ、ワイオミング、アラスカ)
特に、リタイアした高齢者には、温暖な気候もあってフロリダは人気の移住地となっています。また、高所得者にとってもかなりの節税になるので、富裕層がフロリダ在住であるのもうなづけますね。
いかがでしたか?
私の住むフロリダ州では、Black Fridayと並んでお買い物天国となるのが、このBack-to-School Tax Holidayです。学校に関係のない一般の人も対象となりますし、多くのお店でセールが開催されます。アウトレットも例外ではないので、かなり安く買い物を楽しむことができます。
かくいう私も、デスクトップのパソコンを買おうかどうか思案中です。(笑)
SSSでは、こうしたアメリカの日常生活も話題になることもしばしばあります。こういう話題の中で出てくるフレーズやイディオムなどは、やはりネイティブスピーカー講師だからこそ教えられるというメリットもあります。
2時間のレッスンの中で、日本では考えたこともないような話やトピックなどが出てくることがあります。この「考えたこともないようなこと」を一生懸命英語で考えて、自分の考えを表現する、伝えることこそが、英語脳を鍛えることにつながっています。
皆さんもぜひSSSの体験レッスンで、他社との違いを感じてみてくださいね。










