
英語学習をしていると、ネイティブが日常会話でよく使うけれど、学校の教科書ではあまり詳しく触れられない表現に出会うことがあります。その一つが、「make ends meet」というフレーズです。
直訳すると「端と端を合わせる」となりますが、実際の意味は少し異なります。この表現は、特に「お金のやりくり」「生活費を何とかやりくりする」といった場面でよく使われます。つまり、「限られた収入で何とか生活する」「赤字にならないように家計を保つ」といった意味合いを持ちます。
今回はスピーキング特化型のオンライン留学サービスを提供する「Speaking Success System」(SSS)が、、「make ends meet」の意味と使い方を、例文を交えてわかりやすく解説します。英会話やリスニングでよく耳にする表現なので、この記事を通じてしっかりマスターしておきましょう。
make ends meet の意味とは?
「make ends meet」は、「収入と支出のバランスを取って何とか生活する」という意味のイディオムです。特に、経済的に苦しい状況で、やりくりに苦労している様子を表すときに使われます。
この表現は18世紀頃から使われており、「両端(ends)」とは、収入と支出のことを指しているとも言われています。「それらを一致させる=赤字にならないようにやりくりする」といったイメージを持つと覚えやすいでしょう。
make ends meet の基本的な使い方
それでは、実際に「make ends meet」がどのように使われるのか、例文を見ながらその意味を確認してみましょう。
例:After losing his job, he struggled to make ends meet. (仕事を失ってから、彼は何とか生活費をやりくりしようと苦労した。)
この文では、「struggled to make ends meet(やりくりするのに苦労した)」という表現が使われています。収入がなくなったことで生活が苦しくなり、それでも日々の支出をカバーしようと頑張っている様子が伝わります。
例:Even with two jobs, she barely makes ends meet. (2つの仕事を掛け持ちしていても、彼女はかろうじて生活を維持している。)
この場合、「barely(かろうじて)」という副詞が使われていて、ギリギリで家計を成り立たせていることがわかります。「make ends meet」は、こうした”ギリギリの生活”を表すのに最適な表現です。
例:They had to cut back on expenses to make ends meet. (生活費を抑えることで、何とかやりくりしなければならなかった。)
「cut back on expenses(支出を削減する)」という行動が、「make ends meet」という目的のために取られていることが示されています。つまり、支出を減らさないと生活が成り立たない、という状況です。
make ends meet の使い方のコツと注意点
「make ends meet」は、主に現在形・過去形・完了形などさまざまな時制で使えますが、基本的には個人または家族の「家計」や「生活費」の話題とセットで使われることが多いです。
例:I can’t make ends meet this month. (今月は生活費が足りない。) 例:They’ve been trying to make ends meet since the pandemic began. (パンデミックが始まってから、彼らはずっと生活のやりくりに苦労している。)
このように、個人や世帯の経済的な苦労を表現するのにぴったりのフレーズです。
また、「make ends meet」は形式的ではない日常表現なので、ビジネス英語というよりは、日常会話やニュース、映画・ドラマなどでよく使われます。聞き取りの練習でもよく出てくる表現なので、耳で慣れておくことも大切です。
似たような表現との違いは?
「make ends meet」は「生活費を何とかする」という意味ですが、似た表現に「get by」や「live paycheck to paycheck」などがあります。
get by は、「何とかやっていく」という意味で、金銭に限らず使える表現です。 例:We don’t have much money, but we get by. (あまりお金はないけど、何とかやってるよ。)
live paycheck to paycheck は、「給料から給料までの間、ぎりぎりで生活している」という意味。 例:Many workers are living paycheck to paycheck. (多くの労働者が給料日まで何とか生活している。)
これらと比べると、「make ends meet」は収入と支出をどうにか一致させようと頑張る、というニュアンスが強く、やりくりに焦点を当てた表現です。
ネイティブはこう使う!実際の会話の中での「make ends meet」
英語圏では、「make ends meet」は日常的な会話に頻繁に登場します。たとえば、友人との会話で:
A: How’s everything going at home? B: Well, things are tough right now. We're just trying to make ends meet. (A:家のことはどう? B:うーん、今は大変だよ。何とか生活費をやりくりしてるところ。)
このように、「make ends meet」は”経済的に大変だけど、頑張っている”という気持ちを端的に表現する言葉です。共感を呼びやすく、リアルな生活感を表す表現としてとても重宝します。
まとめ:make ends meetの意味と使い方!例文でイメージをマスターしよう!
「make ends meet」は、一見すると意味がつかみにくいイディオムですが、使い方を理解すれば、日常英会話の中で非常に役立つ表現です。特に、経済的な話題、生活のリアルな状況、やりくりの大変さなどを表すときには欠かせません。英語の表現力を高めるには、こうした”イディオム”を丸ごと覚えるのが近道です。ぜひ例文と一緒に、「make ends meet」を自分の語彙に取り入れて、使える英語を身につけていきましょう。
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