「give in」と「give up」の違いと意味を例文を用いて解説!

英語を学習していると、「意味が似ているけれど使い方が違う」フレーズに戸惑うことがあります。その代表的なものが「give up」と「give in」です。どちらも日本語に訳すと「諦める」「負ける」といった意味になりがちですが、実際の英語での使い分けには大きな違いがあります。この違いを正しく理解しないと、会話や文章の中で誤解を招く恐れもあります。

今回はスピーキング特化型のオンライン留学サービスを提供する「Speaking Success System」(SSS)が、「give in」と「give up」の違いとそれぞれの意味を丁寧に解説していきますので、ぜひご覧ください。

give up の意味と使い方

「give up」は、もっともよく使われる句動詞のひとつで、基本的な意味は「諦める」「やめる」「放棄する」です。この表現は、自分の意志で何かを続けるのをやめるときに使われます。つまり、自発的に挑戦を断念したり、習慣を止めたりする際に用いられる言い回しです。

例えば、次のような文があります。

例:I gave up studying French because I couldn’t keep up with the class.  (クラスについていけなかったので、フランス語の勉強を諦めた。)

この文では、「勉強する」という行動を自らの判断で中止したというニュアンスが含まれています。外的な圧力によってではなく、自分の中で「もう無理だ」と思ってやめた、というイメージです。

また、「give up」は長期的な夢や目標を諦めるときにも使われます。

例:She gave up her dream of becoming an artist.  (彼女はアーティストになるという夢を諦めた。)

ここでも、本人の意思によって夢を手放したことが伝わってきます。「努力したけれど、自分で判断してやめた」というのがポイントです。

さらに、「give up」は習慣をやめる場面でもよく使われます。特に、健康に悪い行動や、人生に良くない影響を与えている習慣を断ち切ろうとする時に登場します。

例:He gave up smoking last year and hasn’t touched a cigarette since.  (彼は昨年タバコをやめてから、一度も吸っていない。)

このように「give up」は、完全にその行動を断つ、続けることをやめるという強い決断を表す時に使われる言葉です。

give in の意味と使い方

一方、「give in」は「屈する」「譲歩する」「(抵抗をやめて)受け入れる」といった意味合いを持っています。この表現の大きな特徴は、「自分の意思ではなく、外的な圧力や影響によって仕方なく折れる」という点です。つまり、「自発的にやめる」のではなく、「負けた」「譲った」というニュアンスを含んでいるのです。

次の例文を見てみましょう。

例:After hours of discussion, she finally gave in to his opinion.  (何時間もの議論の末、彼女はついに彼の意見に屈した。)

この場合、「give in」は、長く反論や拒否をしていたものの、最終的には相手の意見を受け入れたということを意味しています。自分の意志を貫こうとしたが、押し切られてしまった、あるいは根負けした、といった感覚です。

また、「give in」は誘惑に負ける場面でも使われます。

例:I promised myself not to eat sweets, but I gave in and had a chocolate cake.  (甘いものは食べないと誓ったのに、誘惑に負けてチョコレートケーキを食べてしまった。)

この文では、「誘惑」に対して自分の意志が負けてしまったという状況が描かれています。「give up」のように行動をやめたわけではなく、「やらない」と決めていたのに、それに反してやってしまったのです。

さらに、「give in」は交渉や対立の場面でもよく使われます。

例: The union refused to give in to the company’s demands.  (労働組合は会社側の要求に屈することを拒否した。)

このように、「give in」は力関係や立場の違いがある状況で、「自分の意見や立場を曲げる」「妥協する」という意味で使われることが多い表現です。

なお、少し違った意味として、「提出する」という意味もあります。これは文脈に応じて判断が必要です。

例: All students must give in their essays by Friday.  (すべての学生は金曜日までにエッセイを提出しなければならない。)

この「提出する」という用法はやや形式的で、日常会話よりは学校や職場などの場面で使われることが多いです。まとめ:「give in」と「give up」の違いと意味を例文を用いて解説!以上のように、「give up」と「give in」は、どちらも「やめる」「諦める」と訳されることがある表現ですが、使われる状況や意味合いは大きく異なります。「give up」は自分の判断で何かをやめたり放棄したりする行為を指し、「give in」は相手の力や状況に押されて、しぶしぶ受け入れたり譲歩したりする行動を表します。

まとめ

ご紹介した違いをしっかりと理解することで、英語の表現力が格段に向上します。ただ単に語彙を覚えるのではなく、その言葉が使われる背景や感情をイメージしながら学ぶことで、より自然な英語を身につけることができるでしょう。

今後、「諦める」や「やめる」という意味を伝えたいときには、状況に応じて「give up」か「give in」かを正しく選べるように意識してみてください。

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