
英語で「〜に違いない」と言いたいとき、あなたはどんなフレーズを使っていますか?実は「must be」は、英語で「きっと〜だ」「〜に違いない」という意味を伝えるときにとてもよく使われる表現です。
この記事では、スピーキング特化型オンライン英会話サービス「Speaking Success System(SSS)」が、「must be」の意味と使い方をネイティブの感覚を踏まえて丁寧にわかりやすく解説し、no doubt や definitely など近いニュアンスを持つ英語表現も紹介します。
「must be」の意味とは?
「must be」は、「絶対に〜だ」「〜に違いない」という意味になり、推測するときに使います。文法的には「must(〜しなければならない)」の“義務”の意味ではなく、根拠に基づいた確信を表します。
<例文>
You must be tired.(疲れてるに違いないね。)
→ 相手の様子を見て、そう推測しているニュアンス。
That must be her boyfriend.(あれは彼女の彼氏に違いない。)
→ 根拠があっての確信を伝えるときにぴったり。
<ポイント>
「must be」は「I think(〜だと思う)」より確信度が高く、「I'm sure(〜に違いない)」より少し控えめな意味になります。
スピーキングで「must be」を自然に使う3つのコツ

観察+推測を組み合わせる
会話中、相手の様子や状況を観察し、「must be」を使える瞬間を捉えましょう。
例:You must be busy today!
時制の確認を癖にする
今→must be、過去→must have been
のパターンをスピーキング時に意識しましょう。
義務表現と混同しない
話す前に「これは推測?/これは義務?」というチェックを自分に入れましょう。
「must be」のよくある間違いとその対策

英語学習者がよくハマる「must be」の落とし穴を紹介します。これを知っておくだけで、使い方が一気に自然になります。
must beのよくある間違い①:義務の “must” と推測の “must be” を混同する
「must」は「〜しなければならない(義務)」でも使うので、混同しがち。
でも「must be」は“推測”のときに使います!
- NG:You must be go now.
- OK:You must be going now. / You must go now.
→義務と推測、どっちを言いたいのかで形が変わります。
「must be」は“〜に違いない”という意味限定で使いましょう。
must beのよくある間違い②:「must be + 過去形/未来形」に無理やり使う
「must be」は基本的に現在の推測に使います。 過去や未来にそのまま使うと不自然に聞こえることも。
- OK:That must be her car.(あれは彼女の車に違いない)
- NG:That must be yesterday’s match.(昨日の試合に違いない)
<過去の場合>
→ must have + 過去分詞(例:must have been)
未来なら “will” や “be going to” などで言い換えるのが自然です。
must beのよくある間違い③:「must to be」「must be 〜ing」などの構文ミス
「must be」は must + be + 形容詞/名詞/動詞-ing の形で使います。
- OK:You must be tired.
- OK:It must be raining.
- OK:That must be the answer.
- NG:You must to be happy.(×)
「must to be」は存在しません! “must” のあとに “to” はつけないと覚えておきましょう。
「must be」と似ている英語表現

ネイティブは「must be」以外にもいろんな言い方で「〜に違いない」を表現します。
no doubt
「疑いようがない」という意味。少しフォーマルな印象。
There’s no doubt he’s the best player on the team.
(彼がチームで一番の選手なのは間違いない。)
Definitely
「間違いなく」「確実に」など、強めに言いたいときに。
She’s definitely coming to the party tonight.
(彼女は絶対パーティーに来るよ!)
I bet
カジュアルに「〜に違いないよ!」を伝えるときにぴったり。
I bet you’re hungry.(お腹すいてるでしょ!)
<ネイティブ感覚の違い>
- “must be” → 客観的に見て確信してるとき
- “I bet” → 自分の直感でそう思うとき
「must be」に関してよく聞かれる質問

Q:「must be」の否定形・疑問形はどう使う?
A:否定で「〜に違いない」という強い推測を否定するには、通常 “can’t be”/“couldn’t be” を使います。例:It can’t be true.(そんなはずない)
“must not be” は「~に違っていなければならない (=必ず~でなければならない)」という義務的な意味合いになるため、推測の「〜に違いない」という意味では使いません。
このあたりは「意味:must be」と「意味:must(必要・義務)」を混同しないように注意が必要です。
Q:「must be」と “must have been” の違いは?
A:「must be」は現在の状況に対して「きっとこうだろう」という推測。
「must have been」は過去の出来事・状況に対して「きっと~だったに違いない」という推測。
例:
It must be raining now.(今きっと雨が降っているに違いない)
It must have been raining yesterday.(昨日はきっと雨が降っていたに違いない)
まとめ:must beの意味(違いない)と使い方!no doubtやdefinitelyなど近しい英語も紹介!
「must be」は「〜に違いない」という確信を伝える便利な表現! ただし、“must+動詞”の「〜しなければならない」とは意味が全然違うので注意です。
このブログを書いている私も、留学初期に出会ったローカルの友達に、”You must be tired after such a long day.”と言われ、頭の中で、「長い1日の後に私は疲れていなければならない、、、???」と変な捉え方をして戸惑ったのを覚えています。
英語でドラマや映画を見る時に、どのような会話の中で使われているかという点に注目してみてると、ニュアンスを掴んでいけるのでおすすめです。
スピーキング特化型オンライン英会話サービス「Speaking Success System(SSS)」では、今回紹介した「must be」などのリアル英語表現を、実際の会話で自然に“使える英語”に変えていくトレーニングを行っています。


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