アメリカ人は日本人ほど働かない?アメリカの休日とアメリカ人の働きについて

みなさん、こんにちは!SSSのMegumiです。今日はアメリカ人の「労働意欲」について、触れながら、日本とアメリカのお休みの違いについてお話ししていきたいと思います。

「勤勉な日本人」VS「働きたがらないアメリカ人」?

アメリカに住む前は、私の中に「勤勉な日本人」VS「働きたがらないアメリカ人」という構図が勝手に出来上がっていました。

しかし、実際には、どうなのでしょうか。少し比較してみましょう。

例:(アメリカ)週末の夜は友達とおしゃれをしてお出かけして、金曜の夜をEnjoy!

  (日本)金曜の夜は、たまに女子会。ほとんどは同僚と飲みながら仕事の話

例:(アメリカ)子供の夏休みは2ヶ月、宿題なんてなし。
  (日本)子供の夏休みは40日。その間は、沢山の宿題に追われる。

例:(アメリカ)大人の休暇は、2週間が当たり前。クリスマスやサンクスギビングなどの行  事は絶対休む。

  (日本人)とりあえず長期休暇は、1週間。永年勤務で2週間。それでも、周りに気を   使ってなかなか休みを取れない。休み返上で働くことが美学、のような風習もある。

例:(アメリカ)残業なし。定時で退社。
  (日本人)ほぼ毎日残業。定時退社デーだって、1時間の残業当たり前。

こうしてみると、日本人あるあるですよね。日本で社会人をやってた頃は、まさにこんな感じでした。今の旦那さんと知り合った頃には、本当によく驚かれたものです。

“Why do Japanese people like drinking with coworkers or clients?”

「なんで日本人は同僚とか客先の人と飲むのが好きなの?」

“Do you get paid over time when you go golfing with clients on weekends?”

「週末にお客さんとゴルフに行った時って、残業代出るの?」


“Do you guys enjoy your weekend? When do you have fun?”

「日本人は週末って楽しめているの?いつ楽しんでるの?」

最初は、何度もこういった疑問を持って「Japanese are crazy.(日本人はおかしい!)」と言っていました。ですが、5年も日本にいるとそんな生活にも慣れていきました。

本当にアメリカ人は「働きたがらない」人が多いのか?

しかしながら、アメリカに住むようになって浮かんできた疑問があります。本当にアメリカ人は「働きたがらない人が多いのか?」という疑問です。

確かに、自分の休みを返上してまで働くような人は少ないように感じますが、週末でもメールや電話には対応してくれる人も多いように思います。そして、サービス業は特に定休日を設けているところも少なく、お休みなのは、Independence Day、Thanksgiving Day、Christmas DayとNew Year's Dayの4つだけというところも少なくありません。

しかも、この4つの休日は必ず週末にくっついているわけではないので、連続休暇にならないことも多々あります。もちろん、この期間に休暇をとって帰省する人や旅行する人も多いですが、実は会社やお店自体はこの期間も動いているので全員がおやすみってことではないんです。弊社のオンラインスクールであるSSSも、1年365日稼働しています。

日本では「お盆休みは8月13日〜15日」「年末年始は12月29日が仕事納め、1月4日が仕事始め」みたいな企業がたくさんあり、その期間にお休みを取る人が大半かと思います。

アメリカでは、長期休暇を取るのは個人のプランが最優先で会社全体がお休みになることは結構少ないですね。こうして考えると、人数も日にちも不規則に休みの申請があるため、常に人手が足りないことが多いことから、「アメリカ人は働きたがらない人が多い」というふうに捉えられてしまう原因かもしれません。

アメリカの祝日と日本の祝日

みなさんは、アメリカの祝日と日本の祝日どちらが多いと思いますか?

アメリカは、連邦政府が定める休日は全部で11日、それに比べて日本の祝日は16日、振替休日を入れると、21日もあり日本の方が圧倒的の多いのです。これには私も、びっくりしました!

<アメリカの休日>

  • New Year's Day (元旦)1月1日
  • Martin Luther King Jr. Day(キング牧師の日) 1月第3月曜日
  • President Day (大統領の日)2月の第3月曜日
  • Memorial Day (戦没将兵追悼記念日)5月の最終月曜日
  • Juneteenth* (奴隷解放記念日)6月19日 
  • Independence Day (独立記念日)7月4日 
  • Labor Day (労働者の日)9月の第1月曜日
  • Columbus Day (コロンバスの日)10月の第2月曜日
  • Veterans Day (復員/退役軍人の日)11月11日
  • Thanksgiving Day (感謝祭)11月の第4木曜日
  • Christmas Day (クリスマス)12月25日

*実は2020年まではFederal Holidayは10日でした。しかし2020年にミネソタ州で起こったアフリカ系アメリカ人への白人警察官による暴行事件をきっかけとした黒人差別に抗議する運動”Black Lives Matter”の全世界への広まりと相まって、2021年正式にJuneteenthがFederal Holidayとなったのですが、私の感覚だとあまり「休日」としては浸透していない感じがします。例えば、SSSの母体があるカリフォルニア州ではJuneteenthは州の休日(State Holiday)としても認識されていますが、私が住むフロリダ州ではまだ認識されていないというのが現状です。アメリカは州単位で色々なことが決まるので、休日の捉え方すら違うというのもアメリアならではではないでしょう。

アメリカ人はいつ休暇を取ることが多いのか?

日本の祝日は、学校やサービス業を除く多くの企業がお休みとなります。

しかし、アメリカではこれらの休日が全てお休みになるとは限りません。その中でも、アメリカ人が最も多く休暇を取る時期が、以下の5つだと思います。

1.  Easter (復活祭)

キリスト教関連の祝日で、春分の日の後の最初の満月の次の日曜日と決まっています。そして,

前の週の金曜日からお休みをとって3連休にする人も多く、春休みを満喫する人も多いですね。

2. Memorial Day Weekend

以前の記事にも書きましたが、Memorial Dayは、まさに夏が始まる日と言っても過言ではな位ほど、この時期から夏休みが始まる学校も多いです。そのため、毎年このMemorial Day Weekendに合わせて、多くの方が旅行を計画しています。私にとっても、この祝日の週末は、クリスマスと同じくらいワクワクする休日です。

3. Independence Day

学校が夏休みということもあり、この前後に有給を使って連続休暇にする取る人も多いです。実家に帰省するお休みというよりは、個人で楽しむ休暇に使う人が多いのではないでしょうか。

4. Thanksgiving Day Weekend

サンクスギビングデーは、毎年11月の第4木曜日に米国で祝われる祝日です。多くの家庭で、七面鳥の丸焼きなどの伝統的な料理を家族や友人と囲み、感謝の気持ちを分かち合います。感謝と家族の絆を大切にするこの日は、クリスマスと並ぶ米国の重要な祝日の一つとなっているようです。

5. Christmas Holiday

まさに、日本のお盆・お正月のイメージでお休みをされる方が多いです。SSSでも、この時期にお休みを取る講師も多く、カウンセラー泣かせの時期でもあります(笑)

実は、アメリカでは有給休暇の日数が法律では決まっていません。と言うのも、全て雇い主に任されているからです。そのため、有給休暇をもらえない従業員がいるのも事実です。これを知ると、日本は労働者にとって優しい国なのかもしれませんね。

早起きは三文の徳?残業はしないが始業が早いアメリカ人

多くのアメリカ人は、これらの休日や娯楽を満喫するために、平日は本当によく働きます。そして、始業がやたらと早いのも特徴です。日本の大半の企業は、9〜18時を定時と設定していると思います。ですが、アメリカでは9時始業だと、とてもゆっくりしているように感じられます。そして、朝が早い分、残業はせず16時〜17時に退社と言うのが一般的です。

また、会社に行く前にジムに行くなど「朝活」している人が多いです。やはり、朝早く起きると1日の時間が有効に使えて、効率がいいですね。こうした時間を有効に使うことは、今だにアメリカ人がサマータイムを維持している理由かもしれません。

対して日本の場合は、朝早く7時に出社しても、残業して19時に退社と言う人も多いと思います。比べてみると、日本人とアメリカ人では「働く」ということに関しての概念が大きく違うことが分かります。

アメリカでは、「家族との時間を大切にする」、「自分の時間を大切にする」という考え方を持った人が大半だと思います。平日はしっかり働いて、週末はリラックスして家族や友人と楽しく過ごすなど、とてもメリハリのある生活を送っています。私は、アメリカで過ごして、この仕事とプライベートのどちらも大切にする考え方がとても重要だと感じました。

まとめ

いかがだったでしょうか?

アメリカ人も日本人と同じように仕事熱心の人が多いですが、長い休暇や週末など「家族との時間」「自分の時間」を大切にする人が多く、メリハリをつけた働き方をする人が多いため、「アメリカ人はよく休みを取るよね?」と思われがちなのかもしれませんね。そして、休暇や終業後の楽しみ方が、とても上手な点も日本人とは違うところです。

私自身、このような生活習慣の違いや考え方の違いを、ネイティブとの会話の中から沢山学ぶことができました。これらの学びは、私にとって本当に大切なものになっています。

SSSでは、アメリカで生活しなくても、アメリカ人の専属講師とのレッスンがあるため、彼らの生活習慣や考え方なども直接触れることができます。カリキュラムに縛られたレッスンではなく、アメリカ人上司とのやり取りのなかで疑問に思っていることなどを講師に質問したり、一緒に論議をしながら、彼らの考え方やその背景なども学ぶことができるのも大きな特徴です。ぜひ一度、体験レッスンを受けて、他のレッスンとの違いを感じていただければと思います。

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