立入禁止の「keep out」は「keep off」や「keep away」とは何が違う?

海外のホテルや駅、工事現場などで Keep Out と書かれた看板を見たことはありませんか?

何となく「入ってはいけない」という意味だとわかっていても、英語には keep off や keep away など、似たような注意表現がいくつもあります。どれも「近づかない」「入らない」というイメージがありますが、実は使う場面が少しずつ違います。

たとえば、芝生に入らないでほしい時、危険な機械に近づいてほしくない時、部屋に入ってほしくない時では、自然な英語表現が変わります。keep out を正しく理解しておくと、旅行先や職場で見かける注意書きも、より正確に読み取れるようになります。

今回はスピーキング特化型のオンライン留学サービスを提供する「Speaking Success System」(SSS)が、立入禁止を表す keep out と、似ている keep off・keep away の違いをわかりやすく解説します。

keep out は「中に入らないで」

keep out は、ある場所の中に入ることを禁止する表現です。

日本語では「立入禁止」「入らないでください」に近い意味です。

例文

Keep out.
立入禁止。

Please keep out of this room.
この部屋には入らないでください。

Employees must keep out of the construction area.
従業員は工事エリアに立ち入らないでください。

看板では Keep Out と短く書かれることが多いですが、会話では keep out of 場所 の形もよく使います。

仕事で使える keep out

職場では、安全管理や情報管理の場面で使えます。

Please keep out of the storage room.
倉庫には入らないでください。

Visitors should keep out of the staff-only area.
来客はスタッフ専用エリアに入らないでください。

Keep out of the server room unless you have permission.
許可がない場合はサーバールームに入らないでください。

keep off は「上に乗らないで・触れないで」

keep off は、場所の「中に入る」よりも、物や面の「上に乗らない」「触れない」というニュアンスで使われます。

よく使われる場面は、芝生・展示物・機械・床などです。

例文

Keep off the grass.
芝生に入らないでください。/芝生を踏まないでください。

Please keep off the equipment.
機材に触れないでください。

Keep off the wet floor.
濡れた床に乗らないでください。

keep out が「中に入らないで」なら、keep off は「上に乗らないで」「離れて触らないで」というイメージです。

keep away は「近づかないで」

keep away は、人や物、危険な場所などから距離をとる時に使います。

「近づかないで」「離れていて」という意味です。

例文

Keep away from the fire.
火に近づかないでください。

Please keep children away from the machine.
子どもを機械に近づけないでください。

Keep away from dangerous animals.
危険な動物に近づかないでください。

keep away from の形で使うことが多く、危険を避ける場面でよく出てきます。

keep out・keep off・keep away の違い

3つの違いを簡単に整理すると、次のようになります。

keep out:中に入らないで

keep off:上に乗らないで、触れないで

keep away:近づかないで、離れていて

たとえば、工事現場の中に入ってほしくない場合は keep out が自然です。芝生を踏んでほしくない場合は keep off the grass が自然です。

危険な機械に近づいてほしくない場合は keep away from the machine が自然です。

日常生活での使い方

日常生活でも、この3つは意外とよく使えます。

Keep out of my room.
私の部屋に入らないで。

Keep off the table.
テーブルの上に乗らないで。

Keep away from the dog.
その犬に近づかないで。

少し強めの表現になることもあるので、丁寧に言いたい時は please をつけると自然です。

Please keep out of this area.
このエリアには入らないでください。

Please keep away from the door.
ドアから離れていてください。

まとめ:立入禁止の「keep out」は「keep off」や「keep away」とは何が違う?

keep out は「中に入らないで」という意味で、立入禁止の表示によく使われます。keep off は「上に乗らないで」「触れないで」、keep away は「近づかないで」という意味です。

keep out:部屋、エリア、建物などに入らない

keep off:芝生、床、物の上に乗らない・触れない

keep away:危険なものや人から距離をとる

SSSでは、このような似ている英語表現も、実際の場面をイメージしながらスピーキングで使えるように練習していきます。

Q&A

No Entry と Keep Out は同じですか?

どちらも「入らないで」という意味で使われますが、No Entry は標識や公式な表示でよく使われます。Keep Out はより直接的で、危険な場所や私有地などで見かけることが多い表現です。

Authorized Personnel Only はどういう意味ですか?

Authorized Personnel Only は「許可された人のみ」という意味です。会社のバックヤード、サーバールーム、工場エリアなどでよく使われます。一般の人は入れない場所を表します。

Keep clear という表現も見たことがあります。どんな時に使いますか?

Keep clear は「空けておいてください」「ふさがないでください」という意味です。非常口、通路、ドアの前などに使われます。Keep out のように「中に入らないで」というより、スペースを空けておくイメージです。

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